渉外戸籍
フィリピンでは離婚という制度がありません。従って再婚するにはとっても難しいことなんです。日本人とフィリピンが結婚をして、日本国内で離婚した場合には、Recognition(リコグニション)手続きをしなければ離婚できません。これは、日本で離婚が成立後、フィリピンの裁判所で承認する手続きのことをいいます。
しかし、Recognition裁判は長い時間と労力およびお金がかかります。通常1~2年ほどかかります。フィリピンの悪徳業者や弁護士によっては何もせずほったらかしのこともあるようです。このような場合にできる方法が、フィリピン国では婚姻歴は残っていますが、日本では離婚が適法に成立していることから日本で再婚手続きをすることができます。
今回の場合は、日本での再婚、そして子供の認知。そして子供の国籍取得手続きを依頼されました。
本日は、西区役所にてようやく、再婚と子供の認知手続きが終了しました。お2人の間には問題が山積みでしたが、ようやくクリスマスの日に結婚できました。お2人には本当に喜んでもらいました。年明けてから今度は子供の国籍取得に着手いたします。
渉外戸籍は大変ですが、パズルのピースをひとつづつはめこみ、難題をクリアしていくようで
この業務はとてもやりがいがあり、好きな業務です。
国際行政書士 南 直人
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